ヒメナツトウダイ(姫夏灯台)

Euphorbia tsukamotoi


ヒメナツトウダイ

  • 科名・属名

  •  トウダイグサ科 トウダイグサ属

  • 特徴

  •  草丈6〜30cmの多年草。
     茎は数本が束生し、ナツトウダイの山地型で全体に小さい。
     葉は全縁で無毛。
     花序の腺体は4個で、半円形または三日月形で幅約1.2mm、両端は角状になる。果実の表面は平滑で無毛。
     同じく山地に生えるハクサンタイゲキにも似ているが、腺体の形が違う。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州(中北部)、四国
     山地の石灰岩地や蛇紋岩地に多い

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1982年7月4日 北海道夕張岳
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  ナツトウダイの高山・北地型の花で、やや小型であることや腺体の色や形に違いがある。
     本州ではあまり見かけなかったが、夕張岳の登山道では割合に多く見られた。
     ただ、見てのとおりの目立たない花で、鮮やかな高山植物に気を取られていると見逃してしまうかもしれない。

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花アップ