ハナコミカンボク(花小蜜柑木)

Phyllanthus leptoclados


ハナコミカンボク1

  • 科名・属名

  •  トウダイグサ科 コミカンソウ属

  • 特徴

  •  高さ20〜40cmの小低木。
     茎はよく分枝し、小枝は長さ7〜10cm、細くて稜がある。
     葉は互生し、卵状楕円形〜楕円形で、長さ7〜13mm、幅4〜6mm。全縁で裏面は淡白色。
     雌雄同株で、花は葉腋に下垂し、赤色。雄花は2〜3個が束生し、萼片は4個で先は鋭く尖る。雌花は雄花より長い柄があり、萼片は6個。
     果実は扁球形で径約4mm。表面は滑らか。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(本島北部)  石灰岩の隙間

  • 花期
  • : ほぼ年中?

  • 撮影月日・場所

  •  2007年10月28日 沖縄県国頭郡
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  コミカンソウなどと同様、枝の下に花をつけ実をならすトウダイグサ科の小さな木である。
     この花はその存在を知っていないと、見下ろしているだけでは花や実に気がつかない。下から見上げないと印象的な紅い花や実がわからないのだ。
     沖縄の石灰岩上に咲く珍しい花で、生育地も限られている。花や実の様子がわかるようにと崖の途中に咲いている株を探して撮影した。

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花アップ