ヒメミカンソウ(姫蜜柑草)

Phyllanthus matsumurae


ヒメミカンソウ

  • 科名・属名
  • : トウダイグサ科 コミカンソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの1年草。
     茎はやや斜めに傾いて伸びる。
     葉は長楕円状披針形〜長楕円形で、長さ0.8〜1.2mm。葉は横枝だけでなく、茎にもつく。
     花は葉腋に雄花と雌花が混じって2〜4個つき、雄花は淡黄緑色の花被片が4〜5個、腺体が同数あり、雌花は花被片が6個ある。
     刮ハは径約2.5mmで、淡黄色で表面は滑らか。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州   路傍、畑

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年10月18日 静岡県静岡市
     中・刮ハ   同 上
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  コミカンソウはしょっちゅう見かけるのに、この花には縁がなかった。それほど珍しい花ではないので、道端を常に注意していた。
     通りがかった野球のグランド、ファールゾーンを歩いているとコミカンソウ属の葉が目に入った。葉裏を覗くと茎に直接果実がついている。果実の表面は滑らか、コミカンソウではない。やっとお目にかかれた。
     花は小さくわかりにくいが、一番下の写真で先端に咲いているのが雄花だ。
     低い位置からと地面に這いつくばって撮影していると、グランドで練習していた少年野球の子供たちから奇異の目で見られた。慣れっこではあるが、尋ねられた時の言い訳も常に仕度している。

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刮ハ

花