イリオモテニシキソウ(西表錦草)

Chamaesyce thymifolia


イリオモテニシキソウ

  • 科名・属名

  •  トウダイグサ科 ニシキソウ属

  • 特徴

  •  茎長10〜20cmの1年草。帰化。
     茎は紅紫色で基部でよく分枝し、短い伏毛があり、先端は斜上する。
     葉は密に対生し、ゆがんだ長楕円形〜長卵形で長さ6〜10mm。
     花は葉腋に杯状花序をつける。付属体は白色で、刮ハには3稜があり軟毛が密に生える。

  • 分布・生育地

  •  帰化(熱帯アメリカ原産)
     奄美諸島以南〜沖縄
     道端、荒地

  • 花期
  • : ほぼ1年中

  • 撮影月日・場所

  •  2005年11月7日 沖縄県西表島
     中 2006年10月8日 沖縄県西表島
     下  同 上

  • 撮影記

  •  イリオモテの名がついているものの西表島にしかないわけではなく、帰化種で南西諸島には普通にある。
     ハイニシキソウによく似た花で、葉の形がやや細長く密に付き、花茎の先が立ち上がるのが一見した違いである。ただ葉の形は様々で、いつも同定には苦労させられる。
     茎に毛が多く、刮ハにも軟毛が密に生えるのも違いであるが、よっぽど近づかないとわかりにくい。

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花アップ1

花アップ2