シマシラキ(島白木)

Excoecaria agallocha


シマシラキ

  • 科名・属名 : トウダイグサ科 セイシボク属
     注.APG分類ではシマシラキ属、学名同じ。

  • 特徴 :
     高さ4〜20mの常緑高木。
     葉は互生、葉身は卵状楕円形〜楕円形、長さ6〜12cm、幅3〜5cm。先は鈍形〜短い鋭尖形、基部は円形〜鈍形、全縁。質は厚い革質で光沢がある。葉柄は長さ約2cm。托葉は三角形、長さ約1mm。
     雌雄異株で、雄花序は穂状で長さ5〜10cm、密に花をつけ、雌花序は短く、長さ2〜4cm。花弁はなく萼片は小さくて披針形。雄蕊は3個、長さ約2mm、花時に直立する。雌花では萼片は雄花の萼とほぼ同形同大。子房は球形、径約2mm、花柱は3個で先端だけが開出する。
     果実(刮ハ)は扁球形で長さ3〜4mm、幅6〜8mm、褐色に熟し、熟すと3裂する。

  • 分布・生育地 :
     奄美大島、沖縄 (国外:東アジア、東南アジア、南アジアの熱帯、亜熱帯域)
     海岸のマングローブ域

  • 花期 :   

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2007年3月19日  沖縄県西表島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序(雄)    同  上
     左下・果実(未熟果) 2018年11月3日    同  上
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     ハマザクロ(マヤプシキ)の花をチェックに出かけた西表島の海岸、ハマザクロの花は見られなかった。
     戻る途中、同じ海岸線で枝先に小さな花をつけた樹が目に入った。
     革質の厚い葉は海水に浸る海岸に生える樹の特徴だ。
     名前はわからなかったが、帰って調べるとこの樹だった。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
花序(雄)

果実(未熟果)