タイワンヒメコバンノキ(台湾姫小判の木)

Breynia formosana


タイワンヒメコバンノキ

  • 科名・属名 :
     トウダイグサ科 オオシマコバンノキ属
     注.APG分類では、ミカンソウ科(PHYLLANTHACEAE)

  • 特徴 :
     高さ1.5〜4mの常緑低木。
     枝は2叉状に分枝し、小枝は太く、明らかな稜がある。
     葉は互生し、卵状長楕円形〜倒卵形で長さ1〜2cm。先は鈍頭〜やや鋭頭、基部はやや歪んだ鋭形、膜質で無毛、裏面はやや灰白色を帯びる。葉柄は長さ2加羅mm。
     花は雌雄同株で腋生し、花弁はなく、雄花は数個つき、萼は半円形〜洋こま形、径約1mm、長さ1mmの柄がある。雌花は葉腋に1個づつつき、雄花より大きく、萼は杯状で先は6裂する。
     果実(液果)は卵状球形で長さ約6mm、幅約4mm、紅色〜淡紅色に熟す。基部には長さ3mm程度の明らかな柄がある。

  • 分布・生育地 :
     沖縄 (国外:台湾)
     石灰岩や隆起珊瑚礁地域

  • 花期 :   ほぼ1年中?

  • 撮影月日・場所 :
     2015年10月6日  沖縄県
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     沖縄のある島で見かけたこの植物、オオシマコバンノキに非常によく似ていて、そうと教えられなければわからなかっただろう。
     オオシマコバンノキとの違いは、小枝が太く稜があること、子房に明らかに柄があることで、写真の果実の写真でも柄のあることがわかる。
     花も果実も同時に見られたが、オオシマコバンノキも同様で花期がいつなのかはっきりしない。図鑑にも記述はなく、ここでは1年中?としたが。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
花(雌花)

果実