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- 科名・属名 : ツバキ科 ツバキ属
- 特徴 :
高さ5〜6(〜15)mの常緑高木。
葉は互生し、葉は長楕円形で細長く、長さ4〜8cm。質は革質、先は鋭尖頭、基部は鋭形、鋸歯は低くて平。
花は枝先の葉腋につき、広い筒形で濃紅色、径5〜7cm。花弁は5個、長さ3〜5cm、平開せず先はへこむ。花糸は白色で葯は黄色。
果実(刮ハ)は球形で、径5〜6cm、先端に小凸頭。径5〜6cm。果皮は厚くて1.5〜2cm。
別名 リンゴツバキ
- 分布・生育地 :
九州(屋久島)、沖縄(沖縄島) (国外:日本固有) 山地林内
- 花期 : 2〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2017年5月18日 鹿児島県屋久島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花1 同 上 中下・花2 2018年4月20日 同 上 左下・果実 2006年9月5日 同 上 右下・葉 2018年4月20日 同 上
- 撮影記 :
果実の写真だけ見てもその大きさは感じられないだろうが、ヤブツバキの果実の径2〜2.5cmと比べると、5〜6cmと倍以上の大きさがある。
屋久島の登山道を歩いていて、目の前の枝から大きな果実がぶら下がっているのを見た時は、一瞬リンゴと見間違えた。別名をリンゴツバキというのも納得できた。
果実(左下)の写真ではあまり大きさは感じられないかもしれないが、横にある葉の大きさと比較してもらえれば大きさが分かるだろう。
屋久島や沖縄本島の中高度の山林内で見られ、南方の海岸性のヤブツバキも果実は大きいが、果皮が薄く、果実の先端凹入していることが異なる。
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