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- 科名・属名 : ツバキ科 ツバキ属
注.APG分類では、学名(C. rusticana)
- 特徴 :
高さ1〜2mの常緑低木。
幹は地を這い、よく分枝して平たい樹形となる。
葉は互生し、長楕円形〜倒卵状長楕円形で、長さ6〜12cm、幅3〜5cm。質はやや薄く、光沢があり、鋸歯は大きくて鋭い。
花は枝先の葉腋につき、径4〜5cm、花弁は紅色で長さ2.5〜4cm。質はやや薄く、平開し、雄蕊の花糸は濃橙黄色〜黄赤色に染まることが多く、葯は濃紅色。
果実(刮ハ)は球形で、径約2.5cm、稀にしか結実しない。
- 分布・生育地 :
本州(東北〜北陸地方の日本海側) (国外:日本固有) 多雪地の山地
- 花期 : 4〜5(-6)月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2002年4月14日 石川県石川郡 中・全体2 2017年4月25日 新潟県岩船郡 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
ヤブツバキの変種で、本州の東北〜北陸の日本海側、多雪地帯に分布している。
雪の多い地域に生えるせいか、幹は横に広がる感じで高く伸びず、花弁の質はやや薄くて平開し、葉の質もやや薄く、鋸歯が大きく鋭いという違いがある。
中の写真は新潟県北部の山地で撮影したもので本種に間違いないが、上の写真は石川県で撮影したものだが、ヤブツバキとの混生地域で両者の中間型といわれるユキバタツバキと呼ばれる花かもしれない。
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