ツヅラフジ(葛藤)

Sinomenium acutum


ツヅラフジ1

  • 科名・属名
  • : ツヅラフジ科 ツヅラフジ属

  • 特徴

  •  落葉性のつる性木本。
     茎は他の物に巻きついて伸び、太いものは径3cmにもなりも木化する。
     葉は5〜7角のある円形〜卵円形で、長さ6〜15cm、幅5〜13cm。表面は無毛で、裏面は若いときに少し毛があり、葉柄は葉の基部につく。
     花は雌雄異株で円錐花序につき、雄花は萼片6個、花弁は淡緑色で6個、雄しべは9〜12個。雌花は6個の花弁と、3個の仮雄しべと3個の雌しべがある。
     果実はやや歪んだ球形でやや扁平、長さ6〜7mm、青黒色に熟す。
     別名 オオツヅラフジ

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州  山地林縁

  • 花期
  • : 7月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年8月3日 神奈川県愛甲郡
     中上   同 上
     中下・雌花、左下・雄花   同 上
     右下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  アオツヅラフジは何度も目にしていたが、この花をしっかり認識して撮影したことはなかった。
     今年は何とかこの花を撮影しようと情報収集していたところ、神奈川県の某所で開花しているとの情報を得た。
     早速出かけてみると、沢沿いの山道、対岸の樹冠をこの植物が覆っていて、数多くの花が見える。
     雌雄異株なのでよく花をチェックした。ここは雌花しかなく雄花は少し下流で撮影した。
     アオツヅラフジに比べると山地性で、ここでも下流に下っていくとアオツヅラフジが出現し始めた。

    葉

    同じ科の仲間の花
ツヅラフジ2

雌花

雄花