アリマウマノスズクサ(有馬馬の鈴草)

Aristolochia onoei


アリマウマノスズクサ1

  • 科名・属名 :
     ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属
     注.APG分類では、学名(Aristolochia shimadae)

  • 特徴 :
     高さ2〜3mになるつる性の木本植物。
     オオバウマノスズクサの変種とされ、葉はやや薄く、裏面の毛も薄い。
     葉は広卵形から披針形までいろいろあるが、3つに裂け側裂片が円く張り出した形のものが多い。
     花は舷部が紫褐色である。

  • 分布・生育地 :
     本州(近畿以西)〜沖縄 (国外:台湾)
     林縁

  • 花期 :  5〜6月(沖縄は12〜3月)

  • 撮影月日・場所 :
     2004年1月26日  沖縄県西表島
     中 2006年3月18日  沖縄県宮古島
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・本土産花 2014年6月2日  佐賀県唐津市
     下左上・沖縄産花 2004年1月26日  沖縄県西表島
     下左・果実 2006年3月18日  沖縄県宮古島
     右上・本土産葉 2014年6月2日  佐賀県唐津市
     右下・沖縄産・葉 2006年3月18日  沖縄県宮古島

  • 撮影記 :
     この花は、当初リュウキュウウマノスズクサとしていた。
     本種は、図鑑によれば本州(近畿以西)から九州となっており、葉も耳が円く張り出したものを多く見ていたからだ。
     今回、植物写真家のN氏から、「西表島の本種を調査した方がいてアリマであることが分かった」との指摘を頂き、本種に変更した。
     図鑑の分布地域は必ずしも正しいわけではなく、そのうち訂正があるかもしれない。
     しかし、葉の厚さや、毛が生えていること、それに葉の形もアリマとは異なるし、隔離分布しすぎる気もする。亜種とされるかもしれない。

  • 本土産葉

    沖縄産葉

    同じ科の仲間の花
アリマウマノスズクサ2

本土産花

沖縄産花

果実