|
- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属
- 特徴 :
長さ4〜10mになる木本性のつる性植物。
若い茎は軟毛が密生するが、古い茎では木化して無毛になる。
葉は円心形〜3角状心形、長さ4〜18cm、幅5〜20cm。先は鈍頭〜鋭頭、基部は心形で湾入する。質は厚く革質、葉裏は毛があり、脈は著しく隆起する。
花は葉腋に1〜数個つき、花筒は淡黄色〜黄緑色、長さ3〜4.5cm、喉部で著しくくびれる。筒部内壁は黄緑色で濃紫色の模様が入る。舷部(ラッパの先)は広がって広倒卵形になり、長さ2〜3cm。内面は黄緑色〜黄色を帯び、赤褐色〜濃紫色の筋が入り、しばしば網目状または全体または半分が濃紫色になる。
果実(刮ハ)は円筒状〜長楕円形、長さ5〜7cm、6稜がある。
- 分布・生育地 :
九州(奄美大島)〜沖縄(沖縄島) (国外:台湾) 林縁
- 花期 : 12月〜3月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年1月22日 沖縄県国頭郡1 中1・全体2 1994年3月19日 鹿児島県奄美大島 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック) 中2・花1 同 上 中3・花2 2014年1月22日 沖縄県国頭郡1 中4・花と蕾 2018年12月2日 同 上2 左下・果実 2014年1月22日 沖縄県国頭郡1 右上・葉1 2017年3月16日 同 上3 右中上・葉2 2019年2月6日 沖縄県島尻郡 右中下・若い葉 2018年12月2日 沖縄県国頭郡2 右下・葉裏 2017年3月16日 同 上3
- 撮影記 :
冬でも暖かい南の島では冬に咲き始める花も多く、本土は花のオフシーズンなだけハマってしまう。
南方系の花は色彩が派手なものが多いが、この花も本土のオオバウマノスズクサに似ているが、花は全体に大きく、強く自己主張しているように感じる。
なお、沖縄では本島がこの花であるのに対し、八重山諸島ではよく似たアリマウマノスズクサが分布している。違いは広がった舷部の色で、見比べると確かに違う。
また、右下に若い葉の写真を挙げたが、細長い形でまるで別の種類のようだった。
同じ科の仲間の花
|