フジノカンアオイ(藤野寒葵)

Heterotoropa fudsinoi


フジノカンアオイ1

  • 科名・属名 : 
     ウマノスズクサ科 カンアオイ属
     注.APG分類では、学名(Asarum fudsinoi)

  • 特徴 :
     葉は卵形または長卵形で長さ8〜21cmの多年草。
     先は鋭く尖り、基部は心形、表面には光沢がある。
     花は3〜4cm、萼筒は緑紫色を帯び、上部は多少くびれる。萼裂片は卵形で黄緑色、縁はあまりうねらない。
     図鑑では上記のように記されているが、花色(萼筒や萼裂片の色)は、写真のように様々である。

  • 分布・生育地 :
     鹿児島県(奄美大島) (国外:日本固有)
     常緑樹林下

  • 花期 :  12〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     全体1 2007年6月10日  鹿児島県奄美大島
     中・全体2、下・花    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     右下・葉 2016年12月24日    同  上

  • 撮影記 :
     以前沢沿いの林下で見た花を、本種としていた。
     しかし、その花は株や花も大きく、園芸的にオオフジノカンアオイと呼ばれるものらしい(学名はつけられいないし、分ける必要があるかどうかわからないが)。
     少し環境の異なる林下で本種を見つけたので、今回分けて見た。
     林下に点々と散在する株、花は1個づつしか付いていなかったが、株ごとに花色の変化があり楽しめた。

  • 葉 同じ科の仲間の花
フジノカンアオイ2

花