コウシュンウマノスズクサ(恒春馬の鈴草?)

Aristolochia tubiflora


コウシュンウマノスズクサ1

  • 科名・属名 :
     ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属
     注.APG分類では、学名(Aristolochia zollingeriana)

  • 特徴 :
     全株無毛のつる性の多年草。
     葉は卵形〜卵状楕円形で長さ6〜12cm、幅5〜9cm。薄い革質で、先はやや鋭く、基部は心形。表面は光沢があり、裏面は淡白色。葉脈は裏面に突出する。
     花はラッパ状の筒形で褐黄色を帯び、長さ3〜3.5cm、径0.5〜1cm。萼筒の基部は円く膨れ、その先は筒状になり、舷部は広がって卵状長楕円形で長さ3cmくらいになり、褐色を帯びるか条紋がある。
     刮ハは倒卵状広楕円形で、長さ3〜4cm、幅約2cm。

  • 分布・生育地 :
     沖縄県(宮古・尖閣諸島) (国外:台湾、フィリピン、マレーシア)
     林縁

  • 花期 :  7〜9月?

  • 撮影月日・場所 :
     2006年8月  沖縄県宮古諸島
     中、下・花    同  上
     上は拡大写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記 :
     目的の場所に近づくにつれて胸の鼓動は高まった。「果たして咲いているのだろうか」花期のはっきりしない南方の花、この目で確認するまでは。見覚えある大きな葉の陰に奇妙な花を見つけたときは正直ホッとした。
     春先、アリマウマノスズクサとは色の違う葉や果実(参考)を見つけ、多分この時期なら花が見られるだろうとやってきたのだ。
     しかし、見るからに奇妙な形の花だ。ウマノスズクサ属の特徴のラッパ状の花は納得できるものの、写真でもわかるように、さらに伸びた萼筒の先が外側に反り返って半筒形になり、褐色を帯びている。撮影を後回しにしてしばし観察した。
     宮古諸島は高い山がなく何度か水没したので、ハブもいないかわりに植物相もやや単調だ。ただ、他ではあまり見られない花がいくつか知られているので、一度は訪れたい島だ。花でなくともエメラルドグリーンの海だけでも素晴らしい。

  • 同じ科の仲間の花
コウシュンウマノスズクサ2

花