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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 ウスバサイシン属 注.APG分類ではカンアオイ属、学名(Asarum dimidiatum)
- 特徴 :
草丈8〜15cmの多年草。
葉は5角状で厚く、長さ4〜6cm。
ウスバサイシンに似るが、やや小型で雄蕊6個、花柱3個とウスバサイシンの半分。
花は暗紫褐色で、萼筒は直径約2cmの偏球形、萼の先は3裂し、裂片は三角状卵形で斜開する。雄しべは6個、花柱は3個。
- 分布・生育地 :
本州(広島県)、四国、九州中部 (国外:日本固有) 山地林下の湿った所
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
2011年4月24日 大分県玖珠郡 中 2003年5月11日 広島県佐伯郡 下左 2009年4月25日 徳島県大滝山 (上、中、下左は拡大写真あり、写真をクリック) 下右・花 2003年5月11日 広島県佐伯郡
- 撮影記 :
西日本に分布し、四国、中国地方西部、九州に知られているが、幸いなことにその3地域の全てでこの花に出会うことができた。
最初の出会いは、中国地方(広島県)の深い山中、花期的には少し遅かった。
広島県での出会いは雨の中だったが、予定していなかっただけに大喜びした。
四国の山で会ったのも雨の中、登山道際に数株咲いていたが、1花の株が多く2花が少し混じっていた。
九州は沢沿いの斜面、ちょうど目の高さで撮りやすかったが、ここも雨の中。この花とは天気との相性があまり良くないようだ。
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