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 - 科名・属名 :
  ウマノスズクサ科 ウスバサイシン属  注.APG分類ではカンアオアイ属、学名(Asarum sieboldii)  
 - 特徴 :
  葉は卵形〜卵心形で、長さ3.5〜13cm、幅3〜12cmの多年草。 
 葉は茎の先に2個(時に1個)対生し、先は急尖頭、基部は深い心形。質は薄く、表面は緑色で光沢はない。 
 花は茎の先につく葉の基部に1個つき、淡汚紅紫色、萼筒は筒形〜扁球形で長さ5〜9.5mm、径9.5〜15mm。萼筒内部は暗紫色で、縦の隆起線は低く17〜26。萼裂片は3角状広卵形で外に反り返る。雄しべは12個、花柱は6個。 
 ごく稀に花が黄緑色のものがあり、 
 ●アオウスバサイシン(仮称)という。  
 - 分布・生育地 :
  本州〜九州北部 (国外:日本固有)  山地の湿った林下  
 - 花期 :  3〜4月
  
 - 撮影月日・場所 :
  全体1 2004年4月29日  長野県佐久市  中上・全体2 2017年5月28日  群馬県前橋市  (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)  中下・花 1985年5月3日  長野県八ヶ岳  左下・花2 2017年5月28日  群馬県前橋市  右下・葉    同  上  
 - 撮影記 :
 
 カンアオイ類は「春の女神」と呼ばれるギフチョウの食草として有名である。本種はヒメギフチョウの食草として知られている。 
 春先、山地の林下の湿った所に萼筒の浅い茶褐色の花を少数つける。 
 カンアオイ類に比べ葉柄が立ち上がるため、花は比較的見つけやすい。  
 
  
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