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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属
- 特徴 :
長さ2〜3mになるつる性の多年草。
葉は卵状三角形〜円心形で長さ3〜30cm、幅3〜10cm。先は円頭か鈍頭で、基部は心形。質は薄い紙質で表面は粉白色を帯びる。葉柄は2〜7cm。
花は葉腋に数個集まってつき、淡緑色で長さ2〜3cm。萼筒は基部が球形に膨らみ、舷部は広がって斜めに切られたような狭三角形になり、先端は長く糸状に伸びる。
果実(刮ハ)は倒卵状球形で長さ3〜7cm。
- 分布・生育地 :
本州(山形〜島根県の日本海側、長野、群馬) (国外:朝鮮、中国(北部)、ウスリー) 林縁
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
2006年8月12日 長野県 中、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
過去に記録のある多くの場所で絶えてしまい、何とかこの花に出会えないものかと情報を集めていたところ、花仲間から情報が届いた。
急遽、旧盆の帰省客で混雑する列車に乗り、目的地について坂道を登っていくと、畑で作業中の農家の方に呼び止められた。
この花の名前を言うとわざわざ咲いている場所まで案内してくれた。
畑の隅の木を覆うように絡みつきサクソフォン状の変わった花を覗かせていた。
「増えちゃって邪魔でね、他は切っちゃったよ」と弁解する農家の方に感謝し、先日見たコウシュンウマノスズクサに似た花だなと思いながら撮影した。
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