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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 フタバアオイ属 注.APG分類では、学名(Asarum caudigerum)
- 特徴 :
葉は広心形で、長さ7〜15cmの多年草。
葉は緑色で光沢がある。葉にも茎にも長い毛がある。
花は淡緑褐色で、長さ2.5cm、萼筒の上部はくびれ、外側には長い毛がある。萼裂片は3角状披針形で、先は尾状に伸びる。
別名 カツウダケカンアオイ
- 分布・生育地 :
沖縄県(沖縄本島) (国外:日本固有) 常緑広葉樹林下
- 花期 : 2〜3月
- 撮影月日・場所
: 2004年3月6日 沖縄県沖縄本島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花 同 上
- 撮影記 :
沖縄本島北部の石灰岩地に希産している。
花仲間から教えてもらった場所は、セイタカスズムシソウが繁茂し歩くのも容易でなく、本種らしい葉は全く見当たらなかった。かといって、ハブが出てきそうな藪をかき分けて入るには勇気がいる。
ここまできて空振りでは癪に障るので、思い切って藪をかき分ける。すると小さな蕾を付けた株をやっと見つけた。蕾があるなら開花している株もあるはず。恐怖を忘れ探し回り写真の花を見つけた。
この仲間は色々見ているものの、萼裂片の先が細長く伸び、萼筒には毛が密生しているなど、他にはあまり見られない印象的な花である。
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