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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 カンアオイ属 注.APG分類では、学名(Asarum asaroides)
- 特徴 :
草丈10〜15cmの多年草。
葉は広卵形、卵状楕円形、または三角状卵形で、長さ8〜12cm。表面は緑色で光沢はなく、雲紋と脈上に短毛がある。
花は濃紫色で径3〜4cmと大きく、萼筒の上部に大きなくびれがある。萼裂片は三角状円形で縁は強くうねる。
- 分布・生育地 :
本州(中国地方西部)、九州(北部) (国外:日本固有) 山地林下
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
2003年5月10日 山口県美祢郡 中上 2015年4月18日 熊本県菊池市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2003年5月10日 山口県美祢郡 下左・花2、下右・葉 2015年4月18日 熊本県菊池市
- 撮影記 :
名前のとおり大きな花を咲かせるものの、萼裂片が萼筒側にうねって反り返るため、萼筒が開出するタイプの花に比べると、あまり大きく見えない。
本州西部から九州北部にかけて生育しており、見たい花の一つに挙げていた。やっと平成15年春に山口県で面会が実現した。
植林地の下、茂った葉をそっと分けると濃紫色の多きな花が数個上を向いて咲いていた。
この日はキエビネにもやっと出会え、嬉しい1日となった。
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