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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 カンアオイ属 注.APG分類では、学名(Asarum tamaense)
- 特徴 :
葉は卵円形〜広楕円形で、長さ5〜13cmの多年草。
先は鈍頭かやや尖り、基部は心形。表面は暗緑色で光沢が少なく、雲紋が入ることが多く、脈の陥入は少ない。葉柄は褐色〜暗紫色。
花は暗紫色または暗紫褐色を帯び、萼筒は短い筒形で長さ1〜1.2cm、径1.2〜1.5cm、上部はややくびれる。萼筒入口には口環があり、その周りには隆起したシワ状の襞がある。萼裂片は卵形〜卵状三角形で長さ約0.8cm、幅1〜1.2cmで縁はうねる。雄しべは12個、花柱は6個、花柱は萼筒の1/2より短い。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方南西部、静岡県) (国外:日本固有) 山地の林下
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1998年5月27日 東京都八王子市 中上・全体2 2019年4月28日 神奈川県川崎市 中中・全体3 1985年5月1日 東京都日野市 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 同 上 左下・花2 2019年4月28日 神奈川県川崎市 右上・葉1(雲紋) 同 上 右下・葉2(無紋) 2016年4月19日 同 上
- 撮影記 :
アマギカンアオイに似ているものの、葉は卵円形〜広楕円形、色は暗緑色で光沢が少ない、脈はさほど窪まない、葉柄は褐色〜暗紫色であることが異なる。
多摩丘陵の雑木林の下に多く生育しており、発見地をとって和名が付けられている。
だだ、東京の近郊のため生育地が宅地造成などで開発され、急激に減少している。
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