アマギカンアオイ(天城寒葵)

Heterotropa muramatsui


アマギカンアオイ1

  • 科名・属名 :
     ウマノスズクサ科 カンアオイ属
     注.APG分類では、学名(Asarum muramatsui)

  • 特徴 :
     葉は広卵形または長楕円形で長さ5〜8cmの多年草。
     葉の表面は鮮緑色または紫色をおび、光沢が強く、脈は著しく陥入する。葉柄と裏面は緑色。基部は深い心形。
     花は暗紫色で径約2cm、萼筒は釣鐘状筒形で長さ約1cm。萼裂片は卵状三角形で縁はうねる。花柱の先は外へ折れ曲がる。

  • 分布・生育地 :
     本州(伊豆半島、山梨県南部) (国外:日本固有)
     山地の林下

  • 花期 :   4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年5月8日  静岡県伊豆市
     中上 1986年5月5日  静岡県天城山
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花1 1998年4月29日  静岡県伊豆半島
     下左・花2 2015年5月8日  静岡県伊豆市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     GWの頃、伊豆半島に撮影に出かけるとよくこの花に出会う。
     萼裂片が波打ち、口環があるなどタマノカンアオイに良く似ているが、葉脈の窪みが大きいなどの違いがある。
     同じ頃オトメアオイも良く見かける。こちらは、花の色も萼裂片の形も違い、花も前年の夏に開花したものが咲き残っているものである。
     最近のAPG分類ではシモダカンアオイも同一種とされている。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
アマギカンアオイ2

花1

花2