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- 科名・属名 :ウマノスズクサ科 カンアオイ属
注.APG分類では、学名(Asarum takanoi var. hisauchii)
- 特徴 :
草丈5〜10cmの多年草。
葉は円形で小型、長さ4〜6cm、幅3〜4cm。先がへこむ場合が多く、基部は心形。表面は暗緑色で光沢がなく、雲紋は入る場合と入らない場合がある。
花は淡紫褐色、萼筒は短い筒形か鐘形、長さ5〜8mm、径7〜12mm。上端は括れない。萼筒内部に格子状の隆起線があり、縦襞は12〜24。萼裂片は卵状三角形で開出し、萼筒筒部と同長か少し長い。雄しべは12個、花柱は6個。
別名 キソジノカンアオイ
- 分布・生育地 :
本州(東海地方、千葉県?) (国外:日本固有) 山地林下
- 花期 : 2〜3月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年4月4日 岐阜県多治見市 中上・全体2 2017年1月29日 三重県度会郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2004年4月4日 岐阜県多治見市 中下・花2 2017年1月29日 三重県度会郡 左下・花3、以下全て 同 上
- 撮影記 :
平凡社の「日本の野生植物」に出ている本種は瀬戸市定光寺の写真で、いつか撮影に行きたいと思っていた。
縁があって瀬戸市の花仲間の案内で現地に出かけ、瀬戸市ではなかったものの、雨の中やっとこの花に出会えた。
ヒメカンアオイ系の種類で、葉が丸く先が少し窪んでいるのが特徴とされている。
しかし、自生地で見る葉は、丸いものの典型的なゼニバタイプから窪んでいないタイプまでいろいろあった。
十数年後、久し振りに三重県で咲き初めの花に出会った。
この時の花見では多くの種類のカンアオイ類に出会っていたが、それに比べると葉が円く、小さいなとなと感じた。
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