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- 科名・属名 : ウリ科 カラスウリ属
- 特徴 :
つる性の多年草。
根は分枝が少なく、太く長くなり、巻きひげは2〜5分枝する。
葉は円心形で、長さ幅とも6〜10cm。3〜5裂するものから、歯牙縁のものまである。表面は濃緑色で光沢があり、短毛が散生する。
花は雌雄異株で、雄花序は長さ10〜20cm。苞は倒卵形〜広卵形、長さ1.5〜2.5cm、大きい歯牙がある。花冠は白色で裂片は倒卵形で先が細かく裂ける。花は夜開き、朝にはしぼむ。
果実(液果)は球形〜卵円形で、長さ7〜10cm、黄熟する。種子は淡黒褐色、長さ11〜14mm。
雄株は毎年開花し生き残るが、雌株は養分を根に蓄えた後雌花をつけ、多くの果実をつけた後、枯死する場合がある。
- 分布・生育地 :
北海道(奥尻島)〜九州(奄美大島まで) (国外:朝鮮(南部)) 藪や林縁
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2004年7月25日 福岡県北九州市 中・花 2017年7月20日 神奈川県箱根 左下・果実 2005年11月12日 山口県熊毛郡 (上、左下は拡大写真あり、写真をクリック) 右下・葉 2017年7月20日 神奈川県箱根
- 撮影記 :
カラスウリの花によく似ていて、花後の実が黄色くなることからこの名がある。
どちらも夜に開花する性質を持っていて写真撮影し難い花であるが、この花の方は昼間でも萎れ気味ながら咲いていることが多い
当初、果実だけアップしていたが、調べたら花も撮影していた。
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