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- 科名・属名 : ウリ科 カラスウリ属
- 特徴 :
つる性の多年草。
根は普通分枝せず太くなり、ねじれる。
葉は卵心形、5中裂するものが多いが、腎形で掌状に6〜9深裂するものもある。両面に短毛を散生し、表皮の下に点状の突起が多い。
雄花序は長さ10〜25cm、大きい歯牙がある。花冠は白色で、先が5裂し、裂片は楕円形。苞は広卵形〜倒卵形、長さ1〜1.5cm、縁は歯牙縁。
果実(液果)は卵円形で、長さ約10cm、黄色に熟する。種子は広楕円形、黒褐色で長さ10〜11mm。
- 分布・生育地 :
本州(紀伊半島以南)〜九州 (国外:日本固有) 山地の林縁
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2003年7月5日 大分県大分郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 同 上 左下・果実(未熟果) 2018年9月13日 鹿児島県南さつま市 右下・葉 2003年7月5日 大分県大分郡
- 撮影記 :
カラスウリの仲間は花がみなよく似ていて区別しにくいが、この花は名前の通り葉がモミジのように大きく掌状に裂けているのでわかりやすい。
西日本に分布し、残念ながら関東地方には分布していないためいつか見たいなと思っていた。
ワタナベソウに会いに出かけた大分県のある山。登山道の入口でこの花を見つけ、思いがけない出会いに喜んだ。
果実は10cmにもなるということで見たいと思っていたが、鹿児島県でやっと出会えた。
残念ながらまだ未熟果で緑色だったが、黄色に熟すようだ。
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