ニンドウバノヤドリギ(忍冬葉の寄生木)Scurrula lonicerifolia |
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常緑樹に寄生する常緑低木。 若枝や葉柄には灰褐色の毛が密生する。 葉は対生し、卵状長楕円形〜広楕円形で、長さ3〜6cm、幅2空cm。質は革質で、先は丸く、全縁、表面は無毛で裏面には鱗状毛が密生し灰褐色〜灰白色となる。 花は側枝の1〜2cmの花序の先に束生し、外面は淡赤褐色で内側は緑紫色、花被は筒状で長さ約15mm、幅約2mm。先は4裂し、裂片は線状倒披針形で長さ約5mm。葯は赤色。 果実は広楕円形で長さ約6mm。 沖縄(西表島) 常緑樹の樹幹、枝に寄生 2011年12月13日 沖縄県西表島 中 2011年12月9日 同 上 下左・花 2011年12月13日 同 上 下右・葉 2011年12月9日 同 上 西表島にだけにあるオオバヤドリギによく似たこのヤドリギ、その花の形の面白さからぜひ見たいものだと思っていた。 手軽に行ける道路際にあった株に期待していたのだが、台風で寄生している本体の木が折れたことや、同じ株でも花期は年によって11月〜1月とズレるため、花には出会えていなかった。 現地の植物に詳しいKさんと連絡を取り合い、花の咲くのを待って出かけたが、晴れ男にもかかわらず今回はほぼ毎日のように雨、そんな雨間を縫って2ヶ所の自生地へ出かけ花に会うことができた。 オオバヤドリギに比べ、花の長さ、大きさは約半分、葉裏が赤褐色でなく灰褐色を帯びるのが特徴である。 同じ科の仲間の花 |
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