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- 科名・属名 :
ユキノシタ科 チダケサシ属
- 特徴 :
草丈40〜80cmの多年草。
葉は3回3出複葉、小葉は楕円形、長さ4〜10(−12)cm、幅2〜4.5cm。先端は尾状に伸び鋭形、基部は鈍形〜くさび形、縁にはやや不揃いの重鋸歯があり、光沢はない。
花は複総状で白色、側枝は最下部のものしか分枝せず、長さ6〜9cm、短腺毛がある。花弁はさじ状線形、白色で、長さ約3mm。萼片は披針形、緑白色で、長さ約1mm。雄しべは10個、長さ2〜3mm、裂開前の葯は淡黄白色か淡紅色。
果実(刮ハ)は長さ2〜3mm。
トリアシショウマに似るが、小葉の幅が狭く側枝が最下部のものしか分枝しないので、花序は細長くすっきりしている。
- 分布・生育地 :
本州(東北南部〜近畿)、四国 (国外:日本固有) やや明るい林下、林縁
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年7月3日 東京都三頭山 中・全体2 2012年5月31日 東京都稲城市 下左・花、下右・葉 同 上
- 撮影記 :
撮影したときはトリアシショウマとばかり思っていた。調べてみると小葉の幅や花のつき方から本種だった。
トリアシショウマは亜高山に多いのに比べ、低山で見かける。
最近引越した川崎市の多摩丘陵を歩いていたところ、神社の境内の林縁でこの花が多数咲いていた。
以前撮影していなかった、花や葉のアップをしっかり撮影した。
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