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- 科名・属名 : ユキノシタ科 チダケサシ属
- 特徴 :
草丈40〜100cmの多年草。
根茎は塊状で直立する。
葉は3回3出複葉、小葉は卵形〜広卵形、長さ5〜12cm、幅4〜10cm。先は鋭尖形〜尾状、基部は心形(〜鈍形)、縁には不揃いの重鋸歯がある。
花は円錐花序となりよく分枝し、側枝は長さ12〜25cm、短腺毛がある。花弁は白色、さじ形で長さ4〜6mm、雄しべより長い。雄しべは10個、長さ2.5〜3mm、花糸は白色、裂開直前の葯は黄白色。萼裂片は緑白色、長さ約1.5mm。
果実(刮ハ)は長さ2〜3mm、腹側で裂開する。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(中北部) (国外:日本固有) 山地の林内や草原
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2017年6月29日 新潟県上越市 中上・全体2 1991年6月23日 北海道札幌市豊平峡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・果実 2017年7月28日 東京都青梅市 左下・花 2017年6月29日 新潟県上越市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
バラ科のヤマブキショウマやアカショウマに似ているものの、葉の形や基部の形などで区別する。
この写真を撮影した北海道には、よく似た花はヤマブキショウマしかないので比較的区別しやすかった。
この仲間は非常に変異の多い種で、アカショウマ、ミカワショウマ、テリハアカショウマなど多くの変種があるが、まだ系統学的には整理されていないようだ。
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