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- 科名・属名 : ユキノシタ科 アジサイ属
注.APG分類では、アジサイ科(HYDRANGEACEAE)
- 特徴 :
高さ1〜2mの落葉低木。
葉は対生し、葉身は長楕円形〜卵状楕円形、長さ10〜15cm、幅5〜10cm。先は鋭尖形、基部はくさび形〜円形、縁には三角形状の鋸歯がある。表面はやや光沢があり、裏面側脈腋にのみ白い短毛を密生する。
花は径4〜10cmの集散状花序となり、両性花の周りを装飾花が取り囲む。装飾花は径1.5〜3cm、萼片は4個のものが多く、帯淡紅色〜白色。両性花の花筒は長さ約1.5mm、花弁は5個、雄しべは10個。
果実(刮ハ)は卵形〜楕円形で長さ3〜4mm。
- 分布・生育地 :
九州(宮崎県) (国外:日本固有) 山地の沢筋や崖
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年6月27日 宮崎県児湯郡 中上・全体2、以下全て(除く右下・葉裏) 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 右下・葉(裏) 2016年9月21日 同 上
- 撮影記 :
降り出した梅雨の雨の中、沢沿いの道を進む。大雨になって沢が増水しなければいいがと心配だった。
やっとたどり着いた滝の脇の岩場にこの花があり、ちょうどいい開花状態で淡紅色の装飾花が綺麗だった。
滑る足元を気にしながら撮影したが、滝の水しぶきで雰囲気はいいものの、雨で葉面が光ったりレンズに雨粒がついたりして大変だった。
ヤマアジサイの変種で、葉裏側脈腋にのみ白い短毛を密生することが違いとされている。
撮影は何とか済ませたものの、宿に帰ると差していた傘にヤマビルが這っていた。もしやと思って登山靴を脱ぐと、靴下が血で真赤、何と両足に5箇所もヒルがくっついていた。
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