イズノシマダイモンジソウ(伊豆の島大文字草)


イズノシマダイモンジソウ1

  • 科名・属名 : ユキノシタ科 ユキノシタ属

  • 特徴 :
     草丈5〜40cmの多年草。
     ダイモンジソウに似るが、茎や葉に毛が多い。
     葉は厚く腎円形でごく浅く裂け、長さ3〜15cm、幅4〜20cm。基部は心形で質は厚い。
     花は茎頂に円錐状の花序となって多数つき、花弁は白色で5個、上側の3個は楕円形で長さ3〜4mm、下側の2個は線状楕円形で長さ4〜15mmと長く、花時には平開する。
     果実(刮ハ)は卵形で長さ4〜6mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(房総半島南部、伊豆七島) (国外:日本固有)
     山地林縁の崖地

  • 花期 :   10〜1月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1995年11月12日  千葉県清澄山
     中上・全体2 2014年11月7日    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序    同  上
     左下・花 1995年11月12日    同  上
     右上・葉 2014年11月7日    同  上
     右下・茎    同  上

  • 撮影記 :
     この花が咲くのは晩秋の頃、「秋の日はつるべ落とし」のとおり、午後は日が傾いて赤みの強い写真になるか、日陰は逆に青カブリしてしまう。
     自宅からはかなりの距離があるため、朝まだ暗いうちに出かけないと間に合わない。
     自生地では山道の崖などに生えており、ダイモンジソウに比べると、写真でもわかる通り葉や茎に毛が多いのが特徴である。

  • 葉

    茎

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イズノシマダイモンジソウ2

花序

花