キバナハナネコノメ(黄花花猫の目)

Chrysosplenium album var. flavum


キバナハナネコノメ1

  • 科名・属名 : ユキノシタ科 ネコノメソウ属

  • 特徴 :
     草丈5〜10cmの多年草。
     根出葉は花時は枯れ、茎葉は扇状円形〜腎円形、1〜2対対生し、長さ2〜10mm、幅3〜16mm。基部は鈍形〜くさび形、上縁には半円状の鋸歯がある。葉柄は長さ0.3〜3cm、長毛がある。
     花は花茎の先につき、花弁はなく花弁のように見える萼裂片は4個、黄色で直立し、裂片は長卵形で短く先は丸い。
     果実(刮ハ)は斜開し、嘴はほぼ同長、萼から突き出す。種子は卵形。

  • 分布・生育地 :
     本州(静岡県、愛知県) (国外:日本固有)
    山地の沢沿いの樹林下

  • 花期 :   4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1996年5月11日  静岡県静岡市
     中上・全体2、中下・花    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・果実 2017年6月9日    同  上
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     ハナネコノメの変種で、花時、萼裂片が黄色になるのが特徴である。
     東海地方だけに分布し、比較的深い山の沢沿いにあると知り、ある年静岡まで撮影に出かけた。
     たどり着いた沢には、所々に地面を黄色に染めてこの花が群生していて感動した。

  • 葉

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キバナハナネコノメ2

花

果実