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- 科名・属名 : ユキノシタ科 アジサイ属
注.APG分類ではアジサイ科(HYDRANGEACEAE)で、学名(H. luteovenosa var. luteovenosa)
- 特徴 :
高さ約1.5mの落葉小低木。
枝は細く、若枝は紅紫色を帯びる。
葉は対生し、長楕円形〜広倒披針形で長さ3〜5cm。先は鋭頭、縁には斜上する鋸歯がまばらにあり、表面は緑色で光沢がある。
花は枝先に径3〜5cmの集散状の花序になり、10〜20個の小さな両性花と装飾花からなる。装飾花は3〜4個の花弁状の萼片からなり、白色〜淡黄色で径2〜3cm。
- 分布・生育地 :
本州(伊豆半島、近畿以西)〜九州 (国外:日本固有) 丘陵、低山の斜面
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1989年5月21日 高知県室戸市 中上・全体2 2019年6月3日 鹿児島県霧島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 2015年5月17日 奈良県吉野郡 中下・花 同 上 左下・装飾花 2019年6月3日 鹿児島県霧島 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
よく似たガクウツギという小低木があり、分布の中心となる四国、九州では混生しているので始末が悪い。
コ(小)がつくように葉が少し小さく、花序の大きさも3〜5cm程度と8〜10cm程度あるガクウツギの花と比較すると小さいのが特徴である。
日当りのいい林縁などで初夏の日差しを浴びて咲く花は白が目立ち、写真にすると極端にコントラストの強いものになってしまう。
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