コウメバチソウ(小梅鉢草)

Parnassia palustris var. tenuis


コウメバチソウ1

  • 科名・属名 : ユキノシタ科 ウメバチソウ属
     注.APG分類ではニシキギ科(CELASTRACEAE)

  • 特徴 :
     草丈3〜15cmの多年草。
     ウメバチソウの高山型で、全体に小型で花は径約1cmと小さい。花弁の基部は柄状でなく、開花時には重なる。
     また、仮雄蕊が7(8〜11)裂するのが特徴で、12〜22裂するウメバチソウと異なる。

  • 分布・生育地 :
     本州(中部以北)、北海道 (国外:周北極地域)
     低山〜高山帯の湿った草地、岩場

  • 花期 :   7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1983年8月21日  長野県白馬岳
     中・全体2 2014年8月19日  岩手県早池峰山
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     低地は普通のウメバチソウであるが、高山帯では花をよく見ると仮雄ずいの分裂が少ないこの花が多い。
     以前から仮雄蕊の数がわかる花のアップを撮影しなければと思っていたが、久し振りに訪れた早池峰山でやっと撮影することができた。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
コウメバチソウ2

花