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- 科名・属名 : ユキノシタ科 ネコノメソウ属
- 特徴 :
草丈3〜15cmの多年草。
花後に30cmにも達する走出枝を出し、茎の所々から根と多数の葉を出し、茎の先には葉を束生しない。
根出葉は花時にはなく、葉身は広卵形〜狭卵形、長さ0.5〜5cmとバラつきが大きく、緑白色〜黄緑色。
花は径3〜4.5mm、花弁はなく、萼裂片は花時はほぼ平開し、雄しべは8個。裂開前の葯は暗紅紫色。苞葉は卵形〜腎形、基部はくさび形。
果実(刮ハ)は刺股状、やや扁平で、花柱間で裂開する。
- 分布・生育地 :
本州(東北地方南部〜近畿地方の太平洋側) (国外:日本固有) 山地の暗い水湿地
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1995年5月4日 長野県釜無山 中上・全体2 2005年4月18日 長野県諏訪郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2008年4月19日 群馬県桐生市 左下・果実(刮ハ) 2023年4月24日 愛知県豊田市 右上・根出葉 2023年4月20日 長野県軽井沢 右下・茎葉 2023年4月24日 愛知県豊田市
- 撮影記 :
イワボタンの変種で、葯が暗紅紫色であることや根出葉がないことが異なるとされる。
ただ、写真でもわかるように、萼片が大きく開くので一見して違いを感じる。
母種よりより湿った場所に生育し、山地の水辺やジメジメしたところで見かける。
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