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- 科名・属名 : ユキノシタ科 ネコノメソウ属
注.APG分類ではコガネネコノメソウと同一種扱
- 特徴 :
草丈5〜10cmの多年草。
全体に毛が多い。
葉は楕円形〜卵円形で大型で、長さ1.5〜3cm。縁にある鋸歯の数が9〜17個と多い。
花弁はなく、鮮黄色の萼片が目立ち、コガネネコノメソウによく似ている。
全体に毛が多く、走出枝の先につく葉が大型で鋸歯の数の多いことが違いとされる。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜九州 (国外:朝鮮) 山地の沢沿いの湿地
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1980年5月18日 群馬県荒船山 中上・全体2 同 上 中下・群落 2008年4月19日 群馬県鳴神山 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 1984年4月29日 同 上 右下・葉 2015年4月22日 同 上
- 撮影記 :
全体に毛が多く、走出枝の葉が大型で鋸歯数も多いところがコガネネコノメソウとの違いとされている。
しかし、APG分類ではコガネネコノメソウと同一種の扱いで、その別名として位置づけられている。ここでは旧来の分類に従ったが。
普通は何株かが固まって生えていることが多いが、中の写真のように数十株が固まって生えていることもあり、暗い植林下にもかかわらずそこだけは日が当たったように明るくなっていた。
よく似た種類は違いをしっかり抑えていないと、生態写真といっても写真では判別できなくなってしまう。日ごろの勉強が大切さを実感する。
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