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 - 科名・属名 : ユキノシタ科 アジサイ属
  注.APG分類ではアジサイ科(HYDRANGEACEAE)、  
 - 特徴 :
  高さ1〜1.5mの落葉〜時に常緑の小低木。 
 枝は疎らに分枝し、小枝を斜開する。 
 葉は対生、葉身は楕円形で長さ3〜4cm。先は鈍形、基部はくさび形〜円形、縁の上部に数個の鋸歯がある。両面の脈に沿って短毛があり、葉腋に毛が密生する。葉柄は5〜8mm。 
 花序は径2〜4cmの集散状になり、少数の花をつける。花序軸には毛を密生する。花は径約8mm、装飾花はない。花柄は長さ2〜3mmで、縮毛がある。花筒は杯形、花弁は5個、白色〜淡黄色、倒卵状長楕円形で長さ約1mm、基部は狭まって爪状となって反り返り、散りやすい。萼片は5個で、三角形〜広卵形、花後裂開する。雄しべは10個、長さ3〜4mm、長短が混じる。花糸は花時には湾曲して直立する。葯は長さ約1mm、花時は普通淡黄褐色となる。 
 果実(刮ハ)は楕円形〜卵形、長さ3〜5mm。種子は楕円形、長さ約0.8mm、両端に短い突起状の翼がある。  
 - 分布・生育地 :
  沖縄(沖縄島) (国外:日本固有)  常緑広葉樹林下  
 - 花期 :  2〜4(‐6)月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体1 2013年6月26日  沖縄県国頭郡  (上は拡大写真あり、写真をクリック)  中上・全体2 2008年6月15日    同  上  中下・花1 2013年6月26日    同  上  左下・花2 2020年6月13日    同  上  右下・葉    同  上  
 - 撮影記 :
 
 以前薄暗い樹林下でたった1輪だけ咲いていたのを写していたが、ブレがひどくて大胆な画像処理をしても納得できる写真ではなかった。 
 6月、沖縄島北部の林道を走っていると、コバノミヤマノボタンの花が点々と咲いているのが目に入り車を止めた。 
 いい株をと探していると、斜面にこの花が咲いているのに気がついた。 
 時期外れにもかかわらず、割合に新鮮な花をつけていて、以前の反省を思い出してしっかり撮影した。  
 
  
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