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- 科名・属名 : ノボタン科 ハシカンボク属
- 特徴 :
高さ1m程度の常緑木本。
枝は紫色を帯び、今年枝には毛があるが、2年目以降の枝には毛がない。
葉は対生、葉身は倒披針形〜長楕円形、長さ4〜9cm、幅1〜3cm。先は鋭尖頭で鈍頭、基部はくさび形、縁には疎らに微鋸歯がある。質は薄い革質で、3行脈があり、両面無毛。葉柄は長さ1〜1.5cm。
花は茎頂に集散花序となって3〜7個の花をつける。花序柄は長さ1〜1.5cm、花柄は7〜8mm、下方から1/3あたりに関節がある。花弁は4個、楕円形で先は微突頭、紅色で長さ約1.7cm。萼裂片は4個、三角形で宿存性。雄しべは8個、花糸は長さ約7mm、葯は長さ8〜10mm。
果実(刮ハ)は洋梨形、長さ約5mm。種子は倒卵形、長さ約0.8mm。
- 分布・生育地 :
沖縄(沖縄島北部) (国外:日本固有) 林下、林縁
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2013年6月28日 沖縄県国頭郡 中上・全体2 2020年6月14日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2013年6月28日 同 上 左下・花2 2020年6月14日 同 上 右上・葉(表)、右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
以前この花を見たのは7月下旬、花期はほとんど終わっていて、やっと残り花が1〜2花咲いているだけだった。
6月末に訪れた時、多分この花にちょうどいい時期と思っていたが、林縁で沢山の花を咲かせた株に出会った。花の色も濃淡色々だ。
ノボタンに比べると、和名のように葉が小さいだけでなく、花も2回りほど小さくて、花期も1月近く遅い。
同じような場所にハシカンボクがあるが、葉脈が3行脈(ハシカンボクは5〜7行脈)であるので区別できる。<
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