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- 科名・属名 : ユキノシタ科 アジサイ属
注.APG分類ではアジサイ科(HYDRANGEACEAE)で学名(kawagoeana var. grosseserrata)
- 特徴 :
高さ約1mの落葉低木。
幹はよく分枝し、若枝は赤褐色で、上向きの曲った毛がある。
葉は対生し、長楕円形〜長楕円状披針形で長さ7〜16cm。先は尾状に尖り、基部はくさび形、草質で縁は上半部のみ粗く鋭い鋸歯があり、両面の脈上に短毛がある。
花は枝先に集散花序となり、花序は径8〜16cm、淡黄色で多くの両性花と、黄白色で2〜4個の装飾花からなる。装飾花は径2.5〜5.5cm、花弁状の萼片は4〜5個で、縁に不揃いな鋸歯がある。
別名 ヤクシマコンテリギ
- 分布・生育地 :
九州(屋久島) (国外:日本固有) 渓流沿いの林内
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
2006年5月28日 鹿児島県屋久島 2017年5月19日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2015年4月11日 同 上 左下・装飾花、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
初めて屋久島を訪れた。見た目は本土にある花によく似ていても、独自の進化を遂げて亜種や品種とされている植物が多い。
登山は翌日にして今日は林道歩き、勉強不足であったが、そんな花を見逃すまいとキョロキョロしながら歩を進めた。
道端にガクウツギのような白い装飾花の眩しい花が咲いていた。これもこの島の名がつけられ花で、ヤクシマアジサイとかヤクシマコンテリギと呼ばれている。
装飾花の縁に不揃いの鋸歯があるのが特徴で、下の写真にその特徴がはっきり出ている。
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