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- 科名・属名 :
ユキノシタ科 ネコノメソウ属
- 特徴 :
草丈7〜15cmの多年草。
茎の基部はやや膨らみ、花後に楕円状の珠芽ができる。
根出葉は円腎形で長さ0.5〜2cm、幅0.8〜3cm。先は円頭、基部は心形、縁には7から11個の浅くて先が平らな鋸歯があり、両面無毛かわずかに軟毛がある。葉柄は長さ2〜7cm。茎葉は互生して1〜2個つき、円腎形〜卵円形。
花は茎の先に径2〜3cmの花序となって6〜10花密につけ、花は径4〜5mm、萼裂片は緑色で基部は黄色を帯び、倒卵形で花時は平開、後に直立する。雄しべは4個、裂開直前の葯は黄色。
果実(刮ハ)は縦に裂開し、卵状楕円形の種子が多数ある。
- 分布・生育地 :
北海道(南部)〜九州? (国外:朝鮮、中国(東北部)?) 山地の湿った林床、林縁
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年3月27日 神奈川県南足柄市 中・全体2 2016年3月27日 東京都高尾山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2015年4月3日 同 上 右下・葉 2016年3月27日 同 上
- 撮影記 :
春先、神奈川県や高尾山の山麓で撮影したヤマネコノメソウ、どの株も雄しべの数は4個で群生していた。
図鑑によると本種は、雄しべは4個、群生し全体に小さい型と書かれている。
しかし、ヤマネコノメソウでも雄しべの数は4個のものがあるし、結構群れて咲いていることも多い。別亜種として分けるべきなんだろうか?。
一応図鑑の記述に合致する点が多いので本種としたが、正直言ってこの写真の株がそうだと自信を持って断言はできない。
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