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- 科名・属名 :
ザクロソウ科 ザクロソウ属 注.APG分類では、クルマバザクロソウ属(学名同じ)
- 特徴 :
長さ10〜35cmの1年草。帰化。
茎はよく分枝し、地面に匍匐または斜上して広がる。
葉は4〜7個が偽輪生し、葉身は倒披針形〜線形、長さ1.2〜2.5cm。先は尖り、1脈があり、全縁。
花は葉腋に数個ずつつき、花弁はなく花弁状の白い萼が5個あり、長さ約1.8mm、円頭で3脈がある。花柄は細い。
果実(刮ハ)は卵状楕円形、種子は円腎形、褐色で光沢があり、表面には同心円状の隆起した線条がある。
- 分布・生育地 :
帰化(熱帯アメリカ原産) (国外:全世界の亜熱帯〜温帯域に広く帰化) 畑、道端、砂地
- 花期 : 7〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2010年8月1日 高知県高知市 中上・全体2 2017年9月15日 静岡県駿東郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序、右下・葉 2010年8月1日 高知県高知市 中下・花、左下・果実 2017年9月15日 静岡県駿東郡
- 撮影記 :
畑や道端の雑草ということで全国で見られるとのあるが、在来種のザクロソウはよく見るものの、残念ながら撮影できていなかった。
見た感じはザクロソウそっくりであるが、輪生する葉の数が4〜7個と2〜4個のザクロソウより多く、茎は匍匐状になるなど、会えばわかると思っていた。
夏のある日、高知県の海岸近くである花を探していたところ、目的の花は見つからなかったが、砂地にこの花が広がっていた。
花弁のように見えるのは萼で、花弁はないのが特徴である。
明治時代に渡来し、本州〜九州にかけて帰化しているようだ。
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