ヒメシャガ(姫射千)

Iris gracilipes


ヒメシャガ

  • 科名・属名
  • : アヤメ科 アヤメ属

  • 特徴

  •  花茎30cm程度の多年草。
     葉は淡緑色で長さ20〜40cm、幅0.5〜1.5cmと細く、冬には枯れる。
     花は茎頂に2〜3個つき、淡紫色で径約4cm程度。外花披片は中央が白く、紫色の脈と黄色の斑紋がある。
     刮ハは球形で、径約8cm、先端から3裂する。

  • 分布・生育地

  •  北海道(南部)〜九州(北部)
     山地のやや乾いた林下

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年7月14日 群馬県谷川岳
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  似た感じのシャガは、神社の境内や低山の山麓に群生しているが、この花は山地のやや乾いた林縁で見ることが多い。
     花も小さめで大きな群落を作ることもないので、静かに咲いているといった風情である。
     この写真を撮影した谷川岳では、7月も半ばというのに、淡紫色の花は盛りだった。

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花アップ