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- 科名・属名 : アヤメ科 アヤメ属
- 特徴 :
草丈(花茎の高さ)40〜100cmの多年草。
葉は剣状で、長さ30〜60cm、幅0.5〜1.2cm、太い中脈が目立つ。
花は茎頂につく数個の苞から数個でる。花は赤紫色で径約10cm。
外花披片は楕円形で垂れ、中央部から基部に黄色の斑紋がある。内花被片は狭楕円形で直立し、長さ約4cm、花柱の先は2裂し、裂片はほぼ全縁。葯は黄色。
果実(刮ハ)は楕円形で頂には嘴状突起はなく、長さ2〜3cm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国(東北部)、シベリア(東部) 山野の湿地や草地
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2004年7月18日 長野県霧が峰 中上・全体2 2006年6月24日 千葉県山武市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2018年7月20日 長野県美ヶ原 左下・外花被片 2022年6月13日 千葉県山武市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
湿原や草地に生えるこの花、標高の高いところでも低いところでも見かける。
全体写真も霧ヶ峰と千葉県の湿原のものであるが、稚内の原生花園でも群落に出会った。分布の広い花は場所を変えると違う花のような気がする。
花は赤紫色の外花被片の真ん中に黄色の筋が入りカキツバタによく似ているが、葉の幅が狭く、上の写真に見える葉でわかるように、中脈がはっきりと目立ち、果実(刮ハ)の頂に嘴状突起がないのが特徴である。
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