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- 科名・属名 : ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
- 特徴 :
草丈30〜50cmの多年草。
葉は春に出て夏に枯れ、帯状で長さ30〜40cm、幅1〜1.5cm。
花は葉が枯れる頃花茎を伸ばし、先端に散形状に3〜5花つける。花被片は狭倒披針形で黄赤色、長さ約9cm。反り返らず斜め横を向いて咲く。雄しべは花被片より長く、花の外へ突き出る。
キツネノカミソリの変種で、葉の幅が広く、花も大きくて雄しべが花の外に突き出るという違いがある。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜九州 (国外:日本固有) 山野
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年7月30日 広島県神石郡 中・全体2 2002年7月27日 福岡県福岡市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下左・花 同 上 下右・葉 2014年5月3日 大分県別府市
- 撮影記 :
関東地方で見かけるのはキツネノカミソリがほとんどで、花弁から雄しべが飛び出しているこの花にはなかなか出会えない。
九州などでは度々で見かけていたが寂しい姿が多く、中々群生状態には出会えなかった。最近広島県の山中でやっと多数花が咲いている場面に出会った。
ただ、キツネノカミソリとの違いである雄しべの様子ははっきりわかった。
右下は春に出た葉の写真であるが、こんなに多数出る葉が花期には枯れてなくなってしまうのには驚かされる。
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