シロシャクジョウ(白錫杖)

Burmannia cryptopetala


シロシャクジョウ1

  • 科名・属名

  • ヒナノシャクジョウ科 ヒナノシャクジョウ属

  • 特徴

  •  草丈5〜15cmの腐生の多年草。
     全体白色で、葉は鱗片状に退化する。  花は茎の先に1〜3個程度散状につき、倒卵形で長さ7〜10mm。
     花には小さな柄、花筒に広い翼があり、内花被片がなく、葯隔の基部に距がない。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿)、四国〜沖縄
     常緑樹林下

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1988年8月8日 徳島県海部郡
     中 2010年7月31日   同 上
     下・花 1988年8月8日   同 上

  • 撮影記

  •  地面から2〜3本白いきのこのような棒状のものが突き出ている。案内してくれたKさんが教えてくれるまでわからなかった。
     ヒナノシャクジョウに比べるとやや大きくスマートである。
     全体に白色で、花の先の黄色がアクセントになっている。
     その後、屋久島や沖縄などでも出会ったが、徳島で出会った群生ではなく、ポツポツは生えている感じだった。
     十数年後、久しぶりに徳島の現地を訪れた。林は少し伐採され明るくなっていたが、この花は以前にもまして多くの株が落葉の間から顔を出していた。

    同じ科の仲間の花
シロシャクジョウ2

花