オヒルムシロ(御蛭蓆)Potamogeton natans |
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水中に生える多年草。 地下茎は泥中を這い、節から根を出し、1節おきに水中茎が出る。 水中茎の下部には線形で長さ15〜20cmの水中葉が互生し、上部には浮水葉がつく。浮水葉は長楕円形〜広楕円形で、長さ5〜10cm、幅2.5〜4cm。基部は円形または浅い心形で10〜16cmの長い葉柄がある。 花は浮水葉の葉腋から花茎を伸ばして6〜9cmの穂状花序を出し密に花をつける。 花は両性花で3個ずつ輪生し、花被片はない。雄しべと雌しべは各4個。 ヒルムシロに似るが、浮水葉の基部が円形または心形であることが異なる。 北海道〜九州 池 1994年7月31日 群馬県尾瀬沼 中 2009年5月31日 徳島県名東郡 下・花 同 上 ヒルムシロに似た花で、浮水葉の基部が円形から浅い心形になる点や沈水葉が線形であることが違いとされている。 しかし、写真を比較してみれば見るほど段々訳がわからなくなってきた。同定に自信が持てないときは、標本を採っておく必要性を感じる。 ヒルムシロという変わった和名は、この植物の生える沼は蛭(ヒル)が多く、葉に乗って浮かんでいることもあるとして、葉を蓆(ムシロ)に例えて付けられている。 同じ科の仲間の花 |
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