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- 科名・属名 : ホシクサ科 ホシクサ属
- 特徴 :
草丈20〜50cmの1年草。
イヌノヒゲに近縁の種で、より大きく、総苞片の長さが約2cmと日本産のホシクサの中では一番長い。
和名は、総苞片が長く、蕾の時期には箒星(ほうきぼし)に似ていることからつけられている。
まだ正式に発表されていないため、この花が生育する場所の調査報告の記述を引用した。
- 分布・生育地 :
九州(宮崎県) (国外:日本固有?) 湿地
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年10月13日 宮崎県1 中・全体2 2016年9月21日 宮崎県2 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・頭花1 同 上 右下・頭花2 2015年10月13日 宮崎県1
- 撮影記 :
宮崎県のある湿地を訪れた時、この湿地の調査報告の中にこの花が紹介され、写真も掲載されていた。
報告書によると、この花はイヌノヒゲによく似ているが、より大型で総苞片が著しく長いのが特徴のようである。
これまでのところ、宮崎県の2ヶ所の湿地だけに知られているが、まだ正式発表はされていないとのことだ。
この日運良く現物を見ることができたが、一見して他のホシクサ類とは違うことが実感できた。
花期的には少し遅くやや白っぽくなっていたが、箒星(ほうきぼし)のように見えるという蕾の時期にも出会って見たいものだと思った。
翌年、前年より3週間以上前に再度訪れたが、この年はそれほどの群落は見られず、別の自生地へ向かった。
そこはもっと小さな湿原、前日の台風による大雨で土砂が流れ込みこの花も半分ぐらい埋まっていたが、緑色も鮮やかな新鮮な個体に出会えた。
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