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- 科名・属名 : ホシクサ科 ホシクサ属
- 特徴 :
草丈(花茎)15〜22cmの1年草。
葉は多数叢生し、披針状線形で長さ10〜20cm、基部の幅5〜8mm。先端はやや鈍形、質はやや厚くて光沢がある。
頭花は花茎の先に1個つき、径6〜8mmの半球形。総苞片は披針形で先が尖り、頭花よりはるかに長い。頭花の中央部に雄花、周辺部に雌花がつく。花苞は緑白色、倒卵状長楕円形で先は尖り、萼も緑白色、仏炎苞状に合着し、上部は浅く3裂する。花弁は3個、長さ約2mm、雌花は長さ約2.5mm、内面に白色の長毛があるがそれ以外は無毛。花茎は5稜があってやや捻れ、基部の鞘は円筒形で長さ5〜9cm。
果実(刮ハ)は3室。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮) 湿地
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
2005年9月17日 兵庫県相生市 中 2014年9月13日 大分県由布市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花 2015年10月13日 宮崎県児湯郡
- 撮影記 :
総苞片が頭花よりはるかに長く、先が尖っているので、地味なホシクサ科の花の中ではよく目立つ。
イヌノヒゲともよく似ているが葉が広く、頭花も大きいのが違いである。
北海道〜九州まで広く分布し、秋口、湿地の植物を撮影に出かけると、湿地の縁のやや水のあるような場所に多い。
関東でも珍しくはないはずであるが、見かけたのはいずれも西日本だった。
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