|
- 科名・属名 : イグサ科 イグサ属
- 特徴 :
草丈5〜30cmに多年草。
根茎は長く匍匐し、節間は短く、先端に越冬芽をつける。
茎は円筒状で直立する。
葉は扁円筒状、単管質で隔壁は明瞭ときに不明瞭。
花穂の枝は直立または斜上し、花穂は3〜10個の頭花がつき、各頭花は3〜12花からなる。花被片は卵状披針形で鋭頭、緑色。雄しべは3個、花被片とほぼ同長かやや長い。
果実(刮ハ)は3稜状の披針形で先は鋭頭、褐色を帯び、長さは花被片より長く、時に2倍長となる。種子は倒卵形で黄褐色。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:日本固有?) ブナ帯の池沼の岸辺
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2016年8月25日 群馬県利根郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・全体2、下・花序 同 上
- 撮影記 :
群馬県の深山にある小さな湖、ここの学術調査報告にノソリホシクサが記録されているのを知り訪れた。
岸辺を丹念に探すと目的の花が見つかり、他にもホシクサやカヤツリグサの仲間が見られた。
コウガイゼキショウの花も咲いていて、調査報告を確認するとこの花の記録があったので本種だろうと判断した。
この花はアオコウガイゼキショウの山地型とされるが、この仲間の正確な同定ができないので断定はできない。
同じ科の仲間の花
|