アフリカヒゲシバ(阿弗利加髭芝)

Chloris gayana


アフリカヒゲシバ1


  • 科名・属名 : イネ科 オヒゲシバ属

  • 特徴 :
     草丈50〜150cmの多年草。帰化。
     稈は叢生、直立し、無毛。
     葉は線形、長さ15〜50cm、幅2〜20mm。基部に長い軟毛が生える。葉舌は膜質、線形で長さ0.5〜1mm。
     花は茎頂に穂状花序となり、長さ10cm程度の総を5〜16本束生し、無柄で淡黄褐色の小穂を2列につける。小穂は長さ2〜3mm、3〜4個の小花からなる。第3小花以上は小さくて芒はないので、第1、第2小花の間に隠れる。第1小花の護頴には先端に少し毛が生える。

  • 分布・生育地 :
     帰化(南アフリカ原産)(本州〜沖縄、小笠原に帰化) (国外:アジア、アフルカ、オセアニア、南北アメリカの熱帯〜亜熱帯地域に帰化)
     畑、道端

  • 花期 :   通年

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2018年12月2日  沖縄県南城市
     中上・全体2 2019年5月13日  沖縄県石垣島
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序    同  上
     左下・総 2018年12月2日  沖縄県南城市
     右下・葉鞘    同  上

  • 撮影記 :
     南西諸島にはシマヒゲシバなど、オヒゲシバ属の帰化種がいくつかある。
     牧草として栽培されたものが逸出し、野生化しているものをよく見かける。
     この花はシマヒゲシバによく似ているが、第3小花に芒がないことや総の色が淡黄褐色であることなどが異なる。

  • 葉鞘

    同じ科の仲間の花
アフリカヒゲシバ2

花序

総