アオカモジグサ(青髢草)

Agropyron ciliare var. minus


アオカモジグサ1

  • 科名・属名 : イネ科 カモジグサ属
     注.APG分類ではエゾムギ属、学名(Elymus racemifer var. racemifer)

  • 特徴 :
     草丈30〜100cmの多年草。
     稈は株立ちになる。
     葉は線形で扁平、長さ10〜25cm、幅5〜10mm。鮮緑色で草質。
     穂状花序は上部が垂れるか斜めに傾き、長さ10〜20cm。小穂は単生、互生し、緑色で長楕円形、長さ10〜15mm、4〜7花がある。
     護頴は長さ7〜10mmで背面の一部に開出毛があり、内頴は外頴より明らかに短く、芒は緑色で、長さ15〜20mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国、ウスリー)
     平地の草地、藪、堤防

  • 花期 :   5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2019年5月29日  神奈川県川崎市
     中上・全体2 2020年5月31日    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・小穂    同  上
     左下・護頴 2021年4月27日    同  上
     右下・葉鞘 2019年5月29日    同  上

  • 撮影記 :
     首都圏近郊でも、藪や堤防、河川敷の草叢などでよく見かける。
     よく似たカモジグサと混生していることも少なくないが、カモジグサの芒は紫色なので花序が紫色を帯びる。
     また、左下の写真のように護頴の内頴は外頴より明らかに短く、芒が乾くと外曲することも違いである。

  • 葉鞘

    同じ科の仲間の花
アオカモジグサ2

小穂

護頴