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- 科名・属名 : イネ科 アシボソ属
注.APG分類では、学名(M. vimineum)。(以前の分類ではヒメアシボソの変種扱い)
- 特徴 :
草丈20〜50(-100)cmの1年草。
稈は細く、基部は長く這って分枝し、節々から根を出して増える。斜上する稈の節は無毛。
葉は披針形で中央部が最も広く、長さ4〜10cm、幅8〜15mm。先は尖り、基部は円い。
花序は稈の先に(1-)2〜3個で、長さは5〜7cmの総を直立または斜上し、圧着した小穂を総状につける。小穂は有柄のものと無柄のものが対になってつき、緑色〜紫褐色を帯び、長さ3.5〜8mm。1小穂には2小花があり、第2小花の護衛には長さ約15mmになる芒がある。包類の縁には上向きの開出毛が多い。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、中国、インドネシア、コーカサス) やや暗く湿った林縁、草地
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2022年9月4日 長野県下伊那郡 中上・全体2 2020年9月6日 長野県戸隠高原 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2022年9月4日 長野県下伊那郡 左下・小穂 2022年10月16日 東京都八王子市 右上・葉 2020年9月6日 長野県戸隠高原 右中・葉鞘 2022年10月16日 東京都八王子市 右下・節 2023年10月11日 同 上
- 撮影記 :
やや暗く湿った林縁や草地などに群生していることが多い。
ただ、写真でもわかるようにパッとしない姿なので、興味がないと目に入らないかもしれない。
和名の由来は、稈の基部の方が上部より細いことからつけられたと言われる。
科名・属名欄にも記したが、古い図鑑ではヒメアシボソの変種とされているが、APG分類ではこちらが基本種で、ヒメアシボソは品種扱いになっている。
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