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- 科名・属名 : イネ科 アシボソ属
注.APG分類ではアシボソの品種扱いで、学名(M. vimineum f. willdenowianum)
- 特徴 :
草丈20〜50(-100)cmの1年草。
稈は細く、基部は長く這って分枝し、節々から根を出して増える。斜上する稈の節は無毛。
葉は披針形で中央部が最も広く、長さ4〜10cm、幅8〜15mm。先は尖り、基部は円い。
花序は稈の先に(1-)2〜3個で、長さは5〜7cmの総を直立または斜上し、圧着した小穂を総状につける。小穂は有柄のものと無柄のものが対になってつき、緑色〜紫褐色を帯び、長さ3〜3.5mm。1小穂には2小花があり、第2小花の護衛には芒がないか、あっても小穂の外に出ない。包類の縁には上向きの開出毛が多い。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、中国、インドネシア、コーカサス) やや暗く湿った林縁、草地
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2021年10月6日 富山県富山市 中上・全体2 2021年10月14日 東京都高尾山 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2021年10月6日 富山県富山市 左下・小穂、右下・葉鞘 同 上
- 撮影記 :
アシボソによく似ていて、本種は小穂がやや小さく、芒がないかあっても小穂の外に出ないことが異なっている。
アシボソと同じ環境に生えているので、小穂の芒があるかどうか目を近づけてみないと同定できない。
なお、以前の図鑑や分類目録では本種が基本種でアシボソは変種の扱いになっていたが、APG分類ではアシボソが基本種となり、本種は品種の扱いとなっている。
ただ、ここでは以前の分類で整理しているため、本種を基本種としている。
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